厚木ミュージカルカンパニー（通称 AMC）による第11回公演「AMC版 2018　王様の剣～ふたつの王国～」が9月16日、厚木シティプラザ6階サイエンスホール250で初日の幕を開けた。

総勢32名のキャストが歌、ダンス、演技で観客を魅了した。

 

 

 

今回AMCは創立10周年という記念すべき年の作品で、思い入れは尋常ではなかった。

過去に公演した「王様の剣」をまた違ったもう一つの物語に作り直し、過去に使用した曲も残しつつ新曲も追加。本番間近になっても動作や台詞の変更を繰り返し、より良い作品作りにキャストやスタッフが精一杯努めた。

物語は遥か昔、とある森で出会った少年アーサーと幼い狼キリ。人と動物、共に豊かに暮らせる国を作るため、絶望・別れ・再会と運命の歯車に翻弄されつつも2人は約束を果たそうとする・・・

 

AMC主宰で、脚本・総合演出の湖森あんな氏は「今回も物語の中にたくさんのメッセージを込めました。皆様にも熱いメッセージが届きますよう、メンバー全員、全力で演じますので、最後まで楽しんで頂けたらと思います。」と語っている。

これだけ熱のこもった作品。一度幕が上がると観客は作品に巻き込まれた。途中、感動で泣く人や面白シーンで思わず笑い声が出ている人がいた。

翌日17日で250公演は終わってしまうが、今作は11月に厚木市民文化会館・小ホールにて再演が決まっている。もちろんまだ観ていない人にもお勧めしたいが、もう観た人も、パワーアップしての上演とのことなので是非とも観てほしい。

〈ヌマタ不定期新聞社・記者 沼田来蕗〉<(_ _)>お付き合いありがとうございました（笑）